馬の鼻先にニンジン、その先は。。。
まだ20代の頃、嘱託社員として
広告代理店にもぐりこんだときのことを書いてみます。
当時、その規模の代理店は
短大卒女子のライターを新卒採用するということはありませんでした。
そうそう、かな~り昔々のお話です。
なので新卒ではなかったけれど
正社員でもなかったけれど
制作の現場に入れたことがウレシかったのです!
ライターとして
ほんの少しは経験もあったので
現場でもほかの社員のライターと同じように
仕事をさせてもらっていました、
・・・というかそう思い込んでいました。
わたし以外のライターはみんなずっと経験が長いので
他のライターの方みたいに、
営業マンと一緒に得意先にプレゼンに同行する、
という場面はわたしに巡ってこなくても
これは普通と思い込んでいました。
先輩や上司はどんなライターになりたいか聞いてくれましたし、
わたしが社員になりたい、というと、
なれるよ、がんばれ! と応援してくれましたから、
いつかはわからないけど
必ずいつかは社員になれる気マンマンでした。
ところがそうして1年ほどたったころ、
他の制作部に男子の新卒社員が入社してきました。
はじめは「経験がないのでいろいろ教えてください」
なんてわたしにも挨拶してくれましたが
半年もたたないうちに、
どんどんお得意様にも同行しているという話を聞きました。
当時のわたしは少なからずショックだったのですが
・・・そりゃそうですよね、
会社としては高いお給料払う彼のほうに期待しているんですから。。。。
先輩や上司が
社員になれるよ、がんばれ!と言ってくれてるのは
たしかにやさしい気持ちなんだろうが、
それと会社の意志は違うんだな、ということが
なんとなく腑に落ちてきました。
ちなみに、今は法律が変わりましたので
有期雇用の方について「社員にするから」といって
更新の期待、無期雇用への期待をもたせモチベーションを上げて
120%、140%のパフォーマンスを引き出しておいて
いざ業績が下がった、となると真っ先に契約を切る、
というあからさまなことには問題があります。
・・・とはいえ、当時のわたしの場合は
ヒマになったからとかなんとかうまい理由をつけて
辞めさせられた、なんてことにはなりませんでした。
ただ、急速にやる気がしぼんできたのは確かでした。
でもその会社には
自分のキャリアについて
いつかはわからないけど必ずいつか
なんて、得体のしれないなにかとか誰かとかに
ふんわり投げてちゃダメなんだよなぁ・・・・
と考える機会を与えてくださったと感謝しております。
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同一労働同一賃金のガイドライン案等につきまして
わたくし三浦がご説明させていただく機会を得ました!
正規雇用労働者と非正規雇用労働者の待遇差について
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三浦 美佐子
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