剪定ゴミの日に思う
311の震災から少し経った後、
わたしの暮らす周辺では、剪定ゴミは危険物とされてきました。
除染、なんて言葉が飛び交うようになった以後のことです。
その前は、剪定ゴミは可燃ゴミでした。
なのに、特に説明のないまま、そのタイミングで危険物になっていったのです。
それでも、ウチも近所の人たちはそれに異議を唱えることもなく
このことを受け入れてきました。
ところが、この4月から
剪定ゴミは再び可燃ゴミになりました。
危険物の日に出したら持って行ってくれなくなりました。
わたしが回覧板のチェックを怠ったのかもしれませんが
なぜ、可燃ゴミに戻ったのでしょうか?
いえ、危険物が可燃ゴミになったことについて特に不安があるわけではないのです、
ただ、なんの都合でこうなったのか、気になりました。
気になるというのは
ちゃんと復興していないのにもかかわらず
ゴミのこととか避難解除とか
外側から少しづつふんわりと何事もなかったかのように
震災前と同じの扱いになっていくことについてです。
これは近づいてくるオリンピックに足並みをそろえてのことなんでしょうか?
オリンピックはとても楽しみですが
なんとなく「なり済まし復興」に利用されているかも、と考えてしまうことがあり、
そんなときはオリンピックがなんだ! と言いたい気持ちになります。
三浦 美佐子
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