労務管理は入社試験から始まっている?
凹んだときとか、凹んでないときもふと、
なにかの折りに励みにしているのが、
一番初めにお勤めした会社の社長さんが
入社のときにおっしゃってくださった
「いいものを持ってるね」という言葉です。
その会社は小さな編集プロダクションでしたが
筆記試験も面接もありました。
筆記試験は、それなりに
ジャーナリストとしての資質を見極めようとする内容だったと思います。
物事の見かた、切り取りかた、切り取ったものの組み立てかた
についての能力を試すべく、文章を書かせるものでした。
限られた時間のなかで、
それまで考えたこともない、下地もない引き出しもないのに
脳みそじゅうをダッシュしてダッシュして
必死に答えをひねり出そうと
時間いっぱいまで書いては消し書いては消し格闘していました。
一方でこうした試験問題に取り組めることに
ワクワクしていました。
同時に
こんな問題を作成して能力を見てみようと試みたこの会社に
すでに惚れ惚れしていたのです。
なので受かったときはウレシかったです。
それまでいくつかの会社には落ちていたけど
小さいけどステキなこの会社が認めてくれた
わたしのこともなんだかすきになれるような気がして。
そんなわけで初めから120%、上司や同僚を信頼していました。
積極的に取り組み、のびのびと意見を言いました。
たくさん悩んでたくさん笑ってたくさん残業して(笑)。
(残業がかなり多かったことがのちに退職の原因になりますが
それはまた別の話)
入社試験は、会社側から
「こんな人材を求めている」とアピールする絶好の機会ですね。
受験者にとっても、試験を受けながら
「そうそう、わたしはこんな能力を磨いていきたかったんだ!」
と思えることはきっと幸せなことだと思います。
両者が合致すれば企業の業績アップもまちがいなし!
なのではないでしょうか☆
社会保険労務士 三浦 美佐子
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